新入社員に求めることは?

仕事をする際に自分でルールを作ること。
私はよく「土俵を作る」と言いますが、そういう働き方を目指してほしいです。
広告業界に限らず、世界の変化のスピードはとにかく速くなる一方です。
その中で既存の方法から成功をつかもうとしても厳しい競争環境に飛び込んでいくことになり、事業/ビジネスの成功チャンスは大きくありません。
最近まで広告業界でコミュニケーションと言えば4媒体でしたが、今後成長していくためにはその領域では勝負できません。
4媒体に縛られずに今までになかったコミュニケーションの方法を考えて実践してくことをモメンタムは会社として目指しています。
そこに共感して、なにもない未開の地を切り開いていけるバイタリティを持ち続けられる人を探したいと考えています。

採用面接で印象に残ったのはどんな人ですか?

悪い意味で印象に残るのは、「他社の面接と同じことを喋っているのではないか?」という面接です。
厳しい就職環境で数十社の選考を受けることが当たり前となっていることも原因なのかもしれませんが、「どんな業種・どんな職業でも通じる」当たり障りのないことを話している様に聞こえてしまうことがあります。
「好きな広告、メディア、キャンペーンはありますか」と質問しても答えが出てこない人がいました。
モメンタムは広告コミュニケーションの領域でビジネスを展開していますから、その質問に対してスムーズに説得力を持って答えられない人は、モメンタムで本当に働きたい人とは評価できません。
当たり前のことですが「どんな仕事をしたいのか」「なぜその会社を志望するのか」を自分の頭で考えて自分の言葉で伝えられるかどうか、面接に臨む前には1社1社に対して改めて考えてもらいたいです。

自身が若手だった際に意識していたことは?

どうすれば自分を周りから差別化できるのかを常に意識するようにしていました。
やりたいと思う人が多い仕事は競争がとても厳しく、その中で自分を差別化することはとても難しい。
自分を差別化して競争に勝てる可能性を高めるにはどうすればよいかを考え続けた結果、「競争する場所や方法を変える」という結論に至りました。
人が作った土俵の中で人が決めたルールの中で勝負するのではなく、競争相手がいない領域から自分がやりたいことを探して、そこに土俵を作って自分が決めたルールの中で勝負するのです。
会社を経営する立場になった今も同じように考えている部分があります。
競争が厳しいマーケットには飛びこまず、競争相手がいない領域やまだビジネスになっていない領域を捜して、その中でモメンタムが勝てる土俵を作りルールを作る。それは、会社として成長するための1つの方法としても有効ではないかと考えています。