Mar 08, 2016

VR(バーチャルリアリティ)でリテールはエンゲージメントを高められる?

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VR(バーチャルリアリティ)関連のバズが毎日増えているようだ。毎週のようにフューチャリストやビジネス誌がVRを話題にし、マーク・ザッカ―バーグがVR企業を20億円で買収したという話まである。私たちは今、VRにどのくらい注目すべきなのだろうか?
 
 

リテーラーやブランドもエンゲージメントを高める新しいメディアとしてVRに注目し始めている。消費者との絆を実際に強めた施策も既にあるので、以下紹介しよう。
・Tommy HilfigerはVRヘッドセットを活用し、お客さんに店舗内でファッションショーを楽しんでもらっている。これはインストアにおける新しいエンターテイメントの形でもあり、人々にオンラインショッピングではなく店舗に来てもらいそこでエンゲージメントを高めていくきっかけとして一役買っている。

・Volvoは販売代理店において、新車に搭載された様々なシステムがどう動くのか、見ることのできない構造を可視化するためにVRを利用している。アプリケーションを用いて情報提供をし販売促進を図ることはよくあるが、このVRアプリケーションはより応用的で説得力がありそうだ。
・Patrónはテキーラが製造される過程に秘められたストーリーをVRヘッドセットで見られる3Dビデオにした。イマーシブ・ストーリーテリングというVRの優れた使い道を提示してくれている。
 
 
ただVRを直に体験した人はアメリカ人でもごくわずかにとどまっている。これらがVR活用の初期段階だとすれば、今後どのようなものをブランドやリテーラーは仕掛けてくるだろうか?
アプリのようにブランドやリテーラーによって乱用されてしまうかもしれないが、すばらしい使い道も出てくるはずだ。受動的な没入体験ではなく、VRでしかできないインタラクティブな体験も出てくるだろう。(例としてMomentum WorldwideがサポートしたAmerican Express “You vs. Sharapova” experienceを見てほしい)
 
 
もしあなたが担当しているブランドやリテールがeコマースによって消費者を失いつつあり、モバイルアプリユーザーに特典を与えることで店に呼び込むことにも飽きてしまったならば、VRの可能性にかけてみる時期なのかもしれない。その際は直面している課題やビジネスゴールを明確にし、現状の弱みをどう差別化ポイントにしていけるのかをOculus RiftなどのVR先駆者と話し合うとよいだろう。
 
VRを試してみることはインストア体験を進化させることにもなり、将来は店舗が全く新しいブランド体験を提供できる場になるだろう。