Jul 18, 2015

フェイスブック Bluetooth Beaconは ショッパーマーケティングの新しい幕開けとなるか?

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フェイスブックが6月初旬に発表したBluetooth Beaconは、ソーシャルメディアのプラットフォームとショッパーマーケティングの新たな可能性を切り開くかもしれません。

 

Proximity-based(近接度)の技術を使ったデジタルコミュニケーションは決して新しいものではありません。街のポスターの裏に仕込まれたアクセスポイントは、ブランドや広告主が何年にもわたってコンシューマーにユニークなコンテンツを提供し繋がろうとしてきた一例です。私達はしばしばコンシューマーが、デジタル技術のトレンドやインサイトを知っていて、またそれらに関心を持っていると思い込む過ちを犯しがちです。しかしProximity-basedの技術については、アップルが発表したiBeaconのプラットフォームが、この技術の知名度を高めたのです(それが発表されるまでみんなはほとんどその存在に注目していなかったのです!)。

 

しかしこのBeacon技術の認知が増したにもかかわらず、それを利用するには、ブランドやリテーラーはアプリを用意しなければならないという課題が残されていました。今日デジタルで繋がったショッパーはシームレスで淀みないエコシステムの中を動き回っているのに、アプリが必要だということは、そのエコシステムと相容れません。というわけでフェイスブックがこの領域に進出してきたことは、とてもエキサイティングなことです。フェイスブックとはまさしく、世界中のスクリーンの後ろで動く数少ないアプリそのものです。フェイスブックを立ち上げること、使うことは私たちのデジタルライフの最も自然な行為です。そしてその簡単な行為は、デジタルショッパーマーケティングが抱える大きな障害を一挙に解消することができます。

 

間違ってはいけないこと:

 

デジタルショッパーのマーケティングは、単純のようで複雑です。多くのブランドやリテーラーは、コミュニケーションプラットフォームに起因する、ユニークな行動によってもたらされる折角の機会を活用しようとせず、コミュニケーションチャネルの拡張策としてソーシャルチャネルを使っています。

 

ソーシャルメディアには「父の日にはDVD boxを贈ろう」「先行予約して自分だけのコレクションを創ろう」「この週末は家族を好きな映画でもてなそう」など買い物客に様々なミッションを謳ったコンテンツやポスティングが溢れています。しかしコンテンツや投稿の先でショッパーがどのようなユニークな行動をとるのか、という視点を見失っていることが多々あります。お店の専門スタッフとの交流を促し、消費者調査につなげたいのか?カスタマーサービスとして、商品を薦めるためのサンプリングにつなげたいのか?デジタルショッパーマーケテイングは現時点では、まだ上手に買い物客をナビゲートできているとは言えない状態です。

 

フェイスブックのBluetooth Beaconは、ソーシャルメディアとショッパーマーケティングとの架け橋になるでしょう。このインストアとオンライン体験を橋渡しする革新的な技術と連結したプラットフォームを使うということは、デジタルで繋がるショッパーのエコシステムが今後ますます主流になるということを示唆しています。