Feb 04, 2016

ゲーミフィケーション+ツッコミュニケーションでバズを作る

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爽快なミントとスッキリしたライムの香りが楽しめる“FRISKライムミント”が4年ぶりに復活。そのニュースに合わせて、「認知拡大と販売促進をデジタルで」というブリーフをクライアントから頂きました。コアターゲットは発売当時にこのフレーバーを購入していた30代がメイン。そこで私たちは、30代の共通言語を探り、“ファミコン世代”という、この世代なら誰もが抗えないキーワードに着目。彼らにとって胸キュン間違いなしの8bit風ロールプレイングゲームをテーマにしたデジタルプロモーション「FRISK伝説 復活のライムミント」を公開しました。キャラ設定、ビジュアル、BGMなどクオリティにはとことんこだわり、その世界観は80年代のRPGそのもの。ちなみにプロジェクトメンバーも30代ど真ん中の世代が中心で、胸を熱くしながら制作に没頭したことは言うまでもありません。
 

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“ツッコミュ二ケーション”でSNSシェアを誘発

 
さて、どんなにゲームのクオリティが高くても施策のゴールはあくまで再販売の認知拡大と販売促進。まずは商品復活の情報がターゲットに広く拡散しなくては意味がありません。ゲーミフィケーション(ゲームを使ったコミュニケーション)隆盛の今、競合するコンテンツはいくつもあります。そこで私たちが施策の差別化ポイントにしたのが「ツッコミュ二ケーション」でした。コンテンツにあえて“隙”を用意し、ユーザーのツッコミを誘発、シェアを促進する手法です。本企画のスタートにあたり、我々が制作方針として規定したツッコミュニケーションの原則は下記です。
●あえて隙をつくる=ツッコミどころがある
●作り込みのレベルはとことん高く=いい意味で違和感を作る
上記のポイントを踏まえながら、下記のような企画に仕上げました。
①Facebookアカウントでエントリー。ユーザーのFacebookプロフィール情報から、構築したアルゴリズムに応じて職業とステータスを生成
②生成されたキャラクターで魔王モヤモヤ―とのバトルに挑戦。勝利することでFRISK宝箱を入手
③現実にFRISK全フレーバーの入った「FRISK宝箱」が抽選で当たる!
そのツッコミどころについては、実際の画面をご紹介しながら解説していきますね。
 
 
 

キャラの職業に違和感しかない

 
バラエティ豊かな職業は「意識高い系勇者」「ワーカホリック系吟遊詩人」「パリピポ系魔法剣士」「リア充系弓使い」「サブカル系忍者」「こじらせ系魔法使い」などなど。今どきの若者クラスタとRPGの定番職業の組み合わせでギャップを生み出しました。

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よく見るとステータスもおかしい

 
生成したキャラのステータスページ。おなじみの「攻撃力」「防御力」などに加えて「セミナー参加力」「ライフハック力」など、なんの役にも立たなそうなスキルも記載されています。装備、魔法もキャラのクラスタに合わせたエキセントリックな内容。これで魔王と戦えるのか!?

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バトルシーンはネタのオンパレード

 
さらにバトルの内容もネタ満載にし、主人公も魔王もトンチンカンな攻撃を繰り返すストーリーを構築。その上難易度も「これ無理ゲーじゃんw」と突っ込みたくなるほどハードモードに設定しました。

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「復活の呪文」をよく読むと・・・?!

 
なんど魔王に倒されても「復活の呪文」があるからオーケー!ターゲット世代感涙のこの復活の呪文には、ユーザーの名前と出身地、出身校が反映されるように設定しました。この細部のこだわりが違いを生むと信じて。

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クオリティとシナリオのギャップがシェアを促進

 
結果としてFacebookやTwitter上では「私リア充扱いされてる!」、「俺はチャラいらしい!」「装備アイテムに自撮り棒笑ったw」などといったコメントがキャラクターシェアと共に投稿され、狙い通りのリアクションを得ることができました。コンテンツマーケティングがトレンドの今、ネット上は様々なコンテンツで溢れています。他社の広告だけでなく、エンターテインメントやアート、カルチャーなどあらゆる領域の作品が我々のライバル。その中で生活者に選んでもらうには、やはり今まで見たことのなかった何かが必要です。今回ハイレベルなクオリティと隙だらけのシナリオのギャップがマジックを生んだと我々は考えています。見たことのない “違和感”が、シェアしたくなるコンテンツに昇華させたのです。
 
 
 

もちろん、販売促進は忘れない

 
ちなみに本施策はただツッコませて拡散を狙っただけでなく、販売促進も果たせる設計にしています。ゲームの難易度は「無理ゲー」レベルに設定しましたが、FRISKライムミントを購入し、パッケージの画像をアップするとキャラクターが伝説の武器を装備でき、魔王を”爽快すぎる一撃”で倒すことができるようにしたのです。単なるバズマーケティングで終わることなく、セールスまできちんと考えるところがモメンタムのスピリットなのです。

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